出版書籍のご紹介「リーマス爺や」

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出版書籍のご紹介です。『リーマス爺や 彼の歌と彼の発言-「懐かしい農園の伝説」-』
ジョエル・チャンドラー・ハリス作 市川 紀男訳

「本書は、ジョエル・チャンドラー・ハリス(Joel Chandler Harris,1848-1908)の短編集『リーマス爺や――彼の歌と彼の発言』(UncleRemus: His Songs and His Sayings, 1880)に収録されたもののうち、いわゆる「リーマス爺やの物語」の最初のものとして有名な「懐かしい農園の伝説」(Legends of the Old Plantation)と「戦争物語(A Story of the
War)の翻訳である。前者は、擬人化された動物世界を描いており、よくイソップ物語にも比較される。後者は物語の背景となる家族の成立を物語っている。(中略)
また、リーマス爺やが使用する言葉は、英語であるが、南部の黒人に特有な視覚方言(南部の黒人が白人英語を、再生しやすいように、独特に短縮したり、変形したりして使用しているのを、そのまま視覚的に捉えられた方言)で表記されており、また文法にも特異な用法が見られるため、標準日本語に翻訳するのは、不適切と思われるので、東北訛りを交えて訳出してみた。(中略)ともあれ、聞き手の少年にとって、ヒーローと映った「ウサギどん」のトリックと活躍を、じっくり堪能していただきたい。」
-あとがきより抜粋