GOOD DESIGN AWARD 2012

「GOOD DESIGN AWARD 2012」という本が発売されました。マーケティングにも影響を及ぼすGOOD DESIGN AWARDですが、2012年のグッドデザイン受賞作を年鑑にまとめた本です。「グッドデザイン賞」って多分ほとんどの方が一度は聞いたことがあり、または店頭などで赤い菱型に「G」とかかれたマークを見たことがあるのではないかと思います。
グッドデザイン賞は、1957年に設立された賞で、デザインの評価・推奨の基準、仕組みとして制定され、デザインを通じて産業や生活文化を高める運動としてはじまったそうです。ようするに何が良いデザインなのか識者が基準を示し、Gマークというお墨付きを与えることで販売促進・モチベーションの高揚につながるという感じだったんでしょう。
もともとプロダクトデザインに多かったイメージもあり、なんだか偏ったイメージも持っていました。
選考委員長も変わるのでその人のカラーで傾向が変わってた気もします。
と言っても、しっかりとすべての賞を見たこともなく、改めてホームページを見ると、なかなか面白いラインナップであきませんね。2010年にこれまた賛否両論あった「AKB48」はちょっと例外としても、今の時代の特徴として「コミュニティ」や「システム(仕組み)」など有形でないものが増えてきた気がします。
同様に「デザイン」の意味する範囲も形あるものだけに限らなくなってきています。
今後のデザインのあり方を知る上でも見ておいて損はしない1冊ですね。