キッチンの本棚はあり?なし?

インテリア雑誌や家具店の参考例イメージ写真などを見ていると、結構な確率でキッチンにもこだわりのオーダーメイド収納の本棚を設けているものが多く見受けられます。お皿やカトラリー、ガラスびんに入った保存食などに混じって、一緒に本が何冊も、食器棚に並べられている光景です。このような場合の本というのは大型のレシピ本などで、洋書だったりするとインテリア効果を持つ小物としても、しっくりくるものがあります。

 

ですがこの「キッチンに本棚スペース」というのは、実際にはあまり機能的におすすめできません。キッチンは水気・湿気の多く集まる場所であり、書物を保管するのにはそもそも向いていないのです。また、「レシピ本をささっと見られて便利」かもしれませんが、狭いキッチンスペースに書籍が場所をとってしまうと、調理空間が狭められて非常に使いづらくなるものです。

 

毎回の食事の準備の際など、本当に頻繁に使うレシピ本であれば仕方ないかもしれませんが、そういった場合を除いて書籍の台所常駐は避けるべきです。新しいレシピに挑戦したい際は、あるべき場所の本棚からその都度持ってきて広げても、いくらの手間でもないのですから。