八犬伝

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舞台「八犬伝」を観ました。八犬伝を読んだことも観たこともなく、話についていけるか(人の名前が覚えられるか)不安でしたが、そんな心配は杞憂に終わりました。もともとかなり長い話を構成しなおし、現代にも通じるように解釈されています。笑いどころも目を奪われる演出も多々あり、満足しきりです。
「原作の八犬伝はハッピーエンドに終わるが、それは決して当時の世相がハッピーだったからではなく、むしろ『世の中があんまり酷いので、物語の中でぐらいハッピーに終わりたい』と馬琴が願ってのことだという説がある。馬琴様には申し訳ないが、今回の舞台はハッピーエンドには終わらない。といってバッドエンドにもしていない。~過去の話ではあるけれど、今を生きるものとしてのエンディングを書けたと信じている。結局はだから、これは現代の物語になっているはずだ。当然エンディングだけでなく、幕開きからのすべての時間、芝居として楽しめるよう努力した。」脚本:青木豪”