皆さんは、自費出版で使う紙や印刷業務に使われている紙がどのような包装をされているかご存知でしょうか。結論を先に述べると、「ワンプ」に包装されています。
ワンプを簡単に説明するなら、「防水加工が施されている紙」です。「紙に防水加工?」と疑問に思った方もいらっしゃると思いますが、紙は水や湿気に弱いため水分が付着してしまうと使い物になりません。それを防いでくれるための「ワンプ」なのです。
では、一般の包装紙(クラフト紙)で印刷用の紙を包むとどうなるでしょうか。答えは、クラフト紙も中に包まれている紙も共に「普通の紙」に変わりありません。結果として、クラフト紙も雨や湿気に弱く、水分を吸いこみ中の紙まで影響を及ぼします。そのようにならないための防水加工であり、「ワンプ」なのです。
今回のお話をまとめると、「印刷紙は、防水加工がされているワンプに包まれている。一般の包装紙(クラフト紙等)は、普通の紙と変わりないため、印刷紙の包装には適さない」となります。
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